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延暦寺(えんりゃくじ)天台宗総本山 日本仏教の母の歴史

比叡山延暦寺 最澄が開創 1,200年以上の歴史を持つ天台宗の総本山

世界遺産

京都市と滋賀県大津市にまたがる天台宗総本山。
延暦寺(えんりゃくじ)は、延暦寺は約100の堂宇の総称。比叡山の山内にあるおよそ1700ヘクタールの境内地に点在する約100ほどの堂宇の総称です。滋賀県大津市坂本本町にある、標高848mの比叡山全域を境内とする天台宗の総本山の寺院。

正式には比叡山延暦寺(ひえいざんえんりゃくじ)と号する。

平安京(京都)の北にあったので南都の興福寺と対に北嶺(ほくれい)と称された。平安時代初期の僧・最澄(767年~822年)により開かれた日本天台宗の本山寺院である。住職(貫主)は天台座主と呼ばれ、末寺を統括する。

東塔・西塔・横川の3つで構成

山内は3つの地域に分かれており、東を「東塔(とうどう)」、西を「西塔(さいとう)」、北を「横川(よかわ)」と区分されています。これを三塔と言い、東塔・西塔・横川にそれぞれ中心となる仏堂「本堂」があります。

東塔エリア

三塔の東に位置し、延暦寺発祥の地である東塔エリアの見どころをご紹介します。

総本堂「根本中堂」

東塔にある根本中堂は、延暦寺最大の仏堂であり、延暦寺の総本堂にあたる建物は国宝で、廻廊は国重要文化財に指定されている歴史的名所。

最澄が788年に創建した一乗止観院が元となっていて、その後何回も災害に遭いましたが、復興の度に規模も大きくなり「不滅の法灯」も安置されています。

不滅の法灯は、1,200年もの間一度も消えたことがない灯明です。比叡山の中核をなす根本中堂の内陣にあり、僧侶の方々が毎朝夕に菜種油を絶やさないように注ぎ足し、その灯を守り続けています。

不滅の法灯を供えたのは、延暦寺を創建した最澄です。法華経の教えを表すこの光を、「末法の世を乗り越えて弥勒如来がお出ましになるまで消えることなくこの比叡山でお守りし、すべての世の中を照らし、すべての人々が救われるように」と願いを込め供えたのでした。

根本中堂の近くにあるのが、国指定の重要文化財である大講堂です。824年に創建され、何度も焼失・復興を繰り返しており、現在の建物は1963年に山麓坂本の讃仏堂を移築したものです。

その他の建物では国指定の重要文化財である大講堂、比叡山の総門の役目を果たす重要な楼門、法華総持院東塔。

西塔エリア

東塔から北へ進んだところにあり、美しい杉並木に囲まれていて、修行堂が集まっています。

西塔の本堂にあたるのが、釈迦堂(転法輪堂)。
最澄自作と伝わる本尊釈迦如来を安置することから、釈迦堂と呼ばれています。
秀吉が1595年に三井寺より移築した、延暦寺の最古の建物であり、国重要文化財にも指定されています。

その他の建物ではにない堂(常行堂・法華堂)、最澄が眠る「浄土院」

横川エリア

西塔から北へ5km程のところにある横川。

道元・親鸞・日蓮など名僧が修行に入った横川エリアには横川の本堂にあたる横川中堂がある。この中堂は舞台作りになっていて、船が浮かんでいるように見えるのが特徴です。
横川中堂より少し離れたところには四季講堂(元三大師堂)重要文化財がある。現在の護符(おみくじの形)を考えた「良源」の住居地として伝えられていて、おみくじ発祥の地として知られる。

駐車場
無料駐車場4か所あり
お問い合わせ
TEL:077-578-0001

アクセス

天台宗総本山 比叡山延暦寺 公式サイト

京都市と滋賀県大津市にまたがる天台宗総本山。

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